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冷凍機・冷却塔・空冷コンデンサについて

冷凍空調に携わり冷凍機について感心をもつようになりました。 初心者ですが色々と調べていきたいと思います。

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冷凍機、冷却塔、冷却水ポンプの選定のまとめ

冷凍機、冷却塔、冷却水ポンプの選定は以上となります。

選定方法としては

製品負荷 > 冷凍機 > 冷却塔(冷却水ポンプ)

大きいものを選ぶようにしています。
あまりぴったりの物を選定してしまう冬はいいでしょうが、夏に色々と問題が出てくると
思います。冷えなくて冷凍機を追加しなくちゃいけないなどの状態になると大変な事なので、
できるだけそういったことがないように選定をするようにしています。
また時間ができましたら他のも選定してみたいと思いますのでよろしくお願いします。

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冷却水ポンプの選定


冷却塔がHT-40SQbの冷却水量が520リットル/minなのでこの冷却水量が出せる冷却水ポンプを選定します。
今回は荏原ポンプの冷却水ポンプを選定します。

SE(Save Energy Pump) シリーズで選定したいと思います。

サイトの下の方にSEシリーズのカタログを見ることができます。
カタログを開いてもらうと、選定図を見る事ができます。

実際は配管経路を追って全揚程を計算しますが、今回は計算を省いて全揚程を10mで考えます。

HT-40SQb 冷却水量520リットル/min / 1000 =

0.52㎥/min以上の吐出し量のポンプを選定します。

全揚程10mで0.52㎥/min以上のポンプを選びます。

65×50FS2-E51.5がちょうどあてはまりますが、冷却塔の時と同様に余裕を見て一つ型式を揚げて65×50FS2-E52.2を選びます。

これで冷却水の選定終わりとなります。


冷却塔(クーリングタワー)の選定

冷凍機の型式が決まったら次に冷却塔の選定をします。
今回は三菱樹脂の冷却塔で選定したいと思います。

冷凍機の選定が終わっていれば冷却塔の選定は簡単です。
冷凍機の技術資料を見ると冷却水量という項目があります。
(技術資料については神戸に連絡をしてもらう必要があります。)
iZα40WⅡの必要冷却水量を冷却塔の冷却水量が上回っていればOKとなります。
iZα40WⅡの必要冷却水量は大体20㎥/hなので、それを以上の冷却水量がある冷却塔を選定します。

三菱樹脂冷却塔低騒音型HT型


上記の冷却塔で選定しますと、

HT-20SQb 260リットル/min × 60(分) / 1000 = 15.6㎥/h 
少ない

HT-30SQb  390リットル/min × 60(分) / 1000 = 23.4㎥/h 
少し多い

HT-40SQb  520リットル/min × 60(分) / 1000 = 31.2㎥/h 
多い

という事で、少し多いHT-30SQbと言いたい所ですが、ひとつ上の型式にした方が
夏の時期を考えると問題がないという事でHT-40SQbを選定します。

冷凍機と冷却塔の選定したら残るは冷却水ポンプの選定をします。


冷凍機の選定方法2

冷凍機の能力を見る場合は周囲温度と蒸発温度を見るてそこの交わりあった部分の能力を見ます。

私の場合は凍結庫メーカーなのですが、
周囲温度は+35度で蒸発温度は-20度に設定した場合は-25度の方を見るようにします。
(設定温度より常に-5度余分にみるようにしうましょう。そうしないと設定温度までいきづらい状態になってしまします。)

冷凍機については今回は神戸冷凍機で選定したいと思います。

凍結負荷が40kwなので容量だけで考えると

空冷式だとiZα70ASⅡかiZα90ASⅡ

水冷式だとiZα80WⅡかiZα90WⅡになります。

今回はクーリングタワーの選定もしたいので、
水冷式で考えたいと思います。
 
神戸製鋼のホームページ

二段圧縮スクリュ冷凍機カタログPDF(PDF:2.2MB)

ホームページか上記のカタログの6ページを見てもらいますと、冷凍能力と消費電力のページがあります。
冷凍能力の箇所で凝縮温度(周囲温度)が+35度で吸入圧力飽和温度(蒸発温度)が-35度の部分のkw数を確認します。


iZα90WⅡ  99.9kwでかい

iZα80WⅡ 90.0kwでかい

iZα70WⅡ 71.0kwでかい 

iZα50WⅡ 69.1kwまだでかい

iZα40WⅡ 49.2kwちょうど


という事で、iZα40Wを選定します。
容量は少し大目のを選定した方がいいです。
足りない、もしくは少ない場合はひとつ上のランクのものを選定します。
そうしないと冷えない原因となります。


冷凍機の選定方法1

冷凍機を選定する前に製品負荷を決めなければいけません。
製品負荷を計算するには様々な計算が必要になるので、
とりあえず製品負荷を35000kcalで考えたいと思います。

35000kcal を860で割ることでkwに変換することができます。

40kwになるので冷凍機の冷凍能力を見ていきます。


        
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